
そば 蕎麦 手打ち 石臼挽き 芦屋 大阪 北浜 天満橋 東京 侘助 土山人

主の渡邊榮次さん。
これまで、ほぼ10年サイクルで仕事を変えてきたという。
20代は輸入衣料、30代はファッション雑貨の店を経営して
いた。そして、40代を前にして、次はそば屋と決めていた。
雑貨のほうはオーナーとして継続する途もあったが、すっきりと
身を引いて若い人に譲り、一年間を準備期間に当てた。
その数年前から趣味としてそばを打っていたが、この間、東京の
そば店であらためて修業。
40歳の誕生日を迎える直前、平成10年5月に開店した。
荒挽き、細挽きのそばのほか、変わりそばも提供する。
製粉室には石臼製粉機が2台。
自ら自家製粉の第3世代と位置づけているが、いわゆる「そば道」
的な方向や、「売り切れ御免」的なやり方はしたくないという。
「自家製粉の目的は自分のほしい粉をつくるため。商売でやるの
なら、やはりたくさんの人に食べてほしいし、店全体の雰囲気も
トータルに楽しんでほしいと思うんです。」

現在、土山人では、細挽き・荒挽き・変わり蕎麦・太切りの4種類の
お蕎麦(そば)を打ち分け、それぞれに応じた厚みや幅を微妙に変えな
がら打ち分けている。
お蕎麦(そば)・酒肴・酒・器などを中心としたお店作りのすべてにお
いて妥協していないのが土山人のこだわりです。

■冷たいおつゆは枕崎産の一本釣りのみの本枯節の厚削り一等の利尻昆布を
使用。
お蕎麦(そば)につゆを少しつけて食べた時にお蕎麦(そば)を引き立てれるような
バランスを考えて仕込んでいる。
■温かいおつゆは、魚本来の旨みを出すために、天日干しを中心にした節を使用し、透明感をもたせながら味もしっかりとしただしに仕上げている。
太切りのお蕎麦(そば)の香りとだしの風味が協調できるように心掛けている。

酒肴はできる限りシンプルな調理法で季節の素材を味わっていただけるような
ものを用意している。酒も、日本酒(6種)・焼酎(3種)とも味わいの違ったものを厳選して用意している。
酒、酒肴ともでしゃばり過ぎないよう、あくまでも締めのお蕎麦(そば)を引き立てることを目的としてご用意している。

店名の「土山人」とは旧知の陶芸家のと陶号を譲り受けたもので、
好評の器類の大半はこの作家の作品である。
その若いお弟子さん達の発表の場ともなっている。